京染めと呉服の店 見門
新潟県の新潟市にある、小さな呉服屋「見門」そこで働いている「かるは丸」が書き綴るきものについての一口メモ(?)
DATE: 2007/09/13(木)   CATEGORY: 和服
帯上げの用途
留袖、色留袖のきものには・・・

 総鹿の子絞りの白、または、白紋綸子縮緬(しろもんりんずちりめん)の帯上げを使うのが正式。年配の人でも、礼装時、ふっくらと多めにのどかせて結びます。

振袖のきものには・・・

 赤、朱、ピンク、グリーンなどの鮮やかな色の総鹿の子絞りか、模様絞りのものを使います。ほかのきもののように、帯の間には挟まず、上に飾るようにまとめます。

訪問着、付け下げのきものには・・・

 帯上げは、ミス、ミセスの区別がありません。部分絞り、ぼかし染め、紋綸子縮緬(もんりんずちりめん)の無地染めなどで、きものの調和が取れるものを選びます。帯締めと同色などのほうが上品にまとまります。無地のきものの場合には、帯締めに、ポイントのある効き色を使い、帯上げは淡くするとよく映えます。

小紋の着物には・・・

 訪問着、付け下げのきものに準じます。きものの柄に色数が多く使われている場合には、もっとも少なく使われている色を取り出して、帯上げの色を合わせます。

紬、木綿のおしゃれ着には・・・

 紋綸子縮緬(もんりんずちりめん)や、しののめ縮緬の無地染め、小紋染めの帯上げが合います。色は帯締めと同色か、反対色のものを用いると、よく映えますが、選び方によっては、品が悪くなってしまうので気をつけたいものです。また、きものも帯も無地っぽい場合には、小紋の帯上げは、おもいもかけず、やさしい風情をかもし出すことがあり、おしゃれの極致を味合わせてくれます。けれども、柄物の場合には小紋の帯上げはまったく合いません。また絞り物は、柄物、無地物を問わず、紬、木綿のきものには付けません。

喪服、お悔やみきものには・・・

 黒紋子縮緬(くろもんずちりめん)を用います。

 最後に、季節と材質ですが、帯上げと半襟は季節を先駆けて用います。6月にはもう、紋絽、紋紗などの夏用の材質になり、9月に入ったら、どんなに暑い日が続いても、紋綸子縮緬などのものにするしきたりになっています。

 季節に合わせて、色々と楽しみたいものです。
 次回は、帯締めについて、書きたいと思います。

 最後に・・・この文章は、小学館より発行の、
「ホームコンサルタント きものの百科」より引用しました。
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