京染めと呉服の店 見門
新潟県の新潟市にある、小さな呉服屋「見門」そこで働いている「かるは丸」が書き綴るきものについての一口メモ(?)
DATE: 2007/10/20(土)   CATEGORY: 和服
半衿について・・・
 こんにちは!
 最近朝晩めっきり冷え込んできましたね。我が家にあるハゼの木も一部分が赤く紅葉していきました。この間まで、木はまだ全然紅葉していなかったのに早いものですね。

 さて今回は、衿について書きたいと思います。どの衿かと申しますと重要性の高い半衿について書こうと思っています。

 半衿

 きものって前からみたとき衿元が意外と目に付くのってご存知ですか?綺麗な襟元だと私は、ハッとしてしまいます。首元のおしゃれって結構気を使う人がいらっしゃるから、皆さんも目が行くのではないでしょうか?
 そのきものの姿の中でもっとも大切なのが衿元なのです。長襦袢の半衿とはかなり重要な役割を持っています。
 昔は、髪の形や大きさがまちまちでしたのでそれに合わせたえもんの抜き方によって半衿の幅を広く出したりする必要性がありました。ですが、今ではさまざまな髪型で出ているので、そういったことも無きにしも非ず・・・なのじゃないでしょうか。そして、昔は半衿の幅を広く出したりする必要性から、色物や刺繍、絞りといった半衿が大部分を占めていました。けれども今はミス、ミセス、年齢の区別なく、大体白塩瀬羽二重(しろしおぜはぶたえ)の半衿が殆どで、夏用には絽目に織られた白塩瀬が用いられてます。同じ白の半衿でも、真っ白いもの、ややくすんだ白色など色々とあり、年配の人はあまり目立たない白を選ぶといったこともございます。
 留袖、色留袖、振袖、訪問着、付け下げには、白塩瀬羽二重の半衿が正式として、もちいられます。刺繍のある半衿は花嫁用として用いられるほか、おしゃれ用として使いますが、今はそういった区別などあまりなく一般的に使われています。

 色半衿、絞り、小紋染めの半衿は多く紬物に合わせて、趣味的におしゃれっぽく用います。生地は縮緬、綸子、羽二重などとなっています。紬の色が濃いものには薄い色を、黄八丈や白紬には濃い色の縮緬無地染め、絞りの半衿を、またこまかい江戸小紋柄の半衿は濃紺や濃緑、濃茶の紬にぴったり合います。しっくりとした粋な着こなしをするには、えりもとをゆったりともたせ、多めに半衿を出すのがコツです。首元があまりきつめだと、苦しそうな感じになります。ただし、着方は人それぞれなので一概とはいえません。

 最後に、色物、絞り、小紋染めの半衿はあくまでもおしゃれ用、普段用ですので、付け下げ以上のきものには、絶対に用いてはなりません。

 以上、
「ホーム・コンサルタント きものの百科」より。

 さて、次回は伊達衿について書きたいと思います。
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